"オレ"がうつになりまして。

発達障害(アスペルガー)に起因するうつ病で一年弱の休職を経て復職した"オレ"が、 日々の思いや感じることを、がんばらず、無理せず書いています。

ひとつひとつ、少しずつ。

 

こんにちは。

今日は体調、普通です。

 

 

先日、 フィギュアスケート鈴木明子さんの「ひとつひとつ。少しずつ。」という本を読みました。

 

ひとつひとつ。少しずつ。

ひとつひとつ。少しずつ。

 

 

読んでみると、今のオレにとってヒントになる言葉が多くて、思わず一気に読んでしまいました。

 

鈴木明子さんが摂食障害だったこと、それを乗り越えて、フィギュアスケート選手としては遅咲きの結果を残したこと。

 

安藤美姫さんや浅田真央さんのように才能に恵まれスター性があって、スポットライトがいつもあたっているような人じゃなくて、どちらかと言えば地味に、努力を積み重ねてきた人であること。(すいません、この辺りはフィギュアスケートをよく知らない、オレの主観です。)

 

そんな人となり、人生に共感を覚えました。

 

いろんなエピソードが綴られていますが、なかでも特にオレに心に残ったエピソードがあります。

 

 

私は「できないくせに完璧主義」でしたが、病気から復帰したあと、「まあ、いいか」という部分を残すようにしました。

 

自分のなかに隙間をつくることで、すごく楽になりました。

 

「そいいうこともあるよね」

「へえ、こんなことも起きるんだ」

 

そう思うようにになったのです。

 

 

偶然にも、オレがカウンセリングで教わった「まいいか、なんとかなるさ」と同じような言葉でした。

 

オレも「まいいか、なんとかなるさ」と少しずつ自分の深層心理に摺りこんできたことで、すこしずつ楽に生きられるようになってきました。

 

また、オレも「できないくせに完璧主義」です。

100点を目指し、でも当然できなくて、できない自分を責めてばかりいました。

99点でも、99点をとったことよりも足りなかった1点にばかり目がいっていました。

 

しんどい生き方をしてきたなあと思います。

どんなにがんばっても、がんばった自分を褒めることができない。

できたことを褒めず、できなかったことを責める。

 

でも、100点じゃなくても「まいいか」とすこしだけ思えるようになったら、楽になりました。

 

 

また、「ひとつひとつ、少しずつ。」というタイトルがこの本のすべてを言い表しています。

 

どんな大きなことでも、やり遂げようと思えば、目の前のことをひとつひとつ、少しずつやっていくしかない。

 

オレは、大きなことをやろうとして、でもその壁の大きさに圧倒されて、できない自分を責めてばかりいました。

 

でも、大きなことも、小さなことをひとつひとつ、少しずつ積み重ねた結果なんだとわかってきました。

ひとつひとつ、少しずつ進んでいけばいいんだと思えるようになってきたら、焦りが少なくなってきました。

 

そう、常に焦っていたことに気が付きました。

 

大きなことを一気にやろうとして、でも当然できなくて、できないことに焦って、焦ることでもっとできなくなり、後はその負のスパイラルに落ちていく・・・

 

 

うつを早く治そうと焦っていましたが、ゆっくりと、ひとつひとつ、少しずつ、治していこうと思います。

 

 

読んでいただき、ありがとうございました。