"オレ"がうつになりまして。

発達障害(アスペルガー)に起因するうつ病で一年弱の休職を経て復職した"オレ"が、 日々の思いや感じることを、がんばらず、無理せず書いています。

効率よく、無駄なく、無理して、の末に・・・

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こんにちは。

今日は体調、まあまあです。

 

朝起きて、すこしの頭痛と全身の倦怠感があり、どうも調子がよくありませんでしたが、今日は仕事が休みなので、仕事に行かなければというプレッシャーもなく、精神的に追い詰められることはありませんでした。

もし今日が仕事だったら、休んでいたかもしれません。

 

午前中はだらだらと過ごし、お昼前に図書館に行くために外出した頃には、頭痛と倦怠感もだいぶましになっていました。

 

やっぱり、朝ですね、しんどいのは。

 

うつになってから、眠れるのは眠れるのですが、決って3時頃に目が覚めてしまうことが増えました。その後また寝られるのですが、朝起きて、どうも疲れが取れていないような、すっきりしない感じがあります。

 

で、朝起きて、仕事に行かなければと思うと、憂鬱になるんですよね。

まあ、これはうつになったからって訳でもないのでしょうけど。

 

でも、うつになる前は、仕事に行かなければ、というプレッシャーはありませんでした。それどころか、今日はどう働こうか!なんて前向きに考えて、仕事に行くのが楽しみでした。

当然、日曜の夕方に憂鬱になることもなく、翌日に備えて仕事のイメージトレーニングをしたり、下準備をしたりしていました。

 

それが、今はまったく逆。

朝起きて、仕事のことを考えると憂鬱になるし、日曜の夕方も、

「明日、仕事かあ・・・」と考えて憂鬱に。

 

まあ、ある意味、普通になったのかもしれませんが。

 

うつになる前、今思えば無理してがんばりすぎていたのかもしれません。

 

責任ある立場になるにつれ、無理をしなければならないことも増えてきました。

慣れない部下のフォローをしたり、私生活の予定をドタキャンして仕事にいったり、自分がなんとかしなければ、という思いでがんばりすぎていました。

 

また、いかに効率よく仕事をするか、ということを常に意識していました。

好きだったということもあるのですが、仕事術、ライフハック系の書籍や雑誌の記事、ブログの記事は読み漁りましたし、そこで得た知識を使って効率よく仕事をこなせるようになっていく、成長しているようにみえる自分が、楽しくてしょうがありませんでした。

 

例えば、iPhoneのタイマーアプリを使って、時間を区切って作業をすることで、締め切り効果で仕事の能率を上げようとしてみたり、どういう流れで作業を進めるのが効率がいいかを常に考えていたり、挙句の果てには、いかに無駄なく効率よく動けるか、動線を考えてみたり。

 

それらは決して無駄だったとは思いません。自分が成長している感が楽しかったし、決して苦ではありませんでした。

結果もついてきていましたし。

 

でも、オレは誰かに任せることをせず、手を借りることなく、自分一人ですべてをやろうとしていました。

オレが身につけた仕事術、ライフハックで仕事が捗ったのも、自分ができる範囲の仕事をしていた時だけでした。

 

プレイヤーからマネージャーになっていくにつれ、仕事の内容に変わっていて、自分が最前線で仕事をする、から、後方で他のスタッフを使って仕事をする、に変わっていかなければならなかったのに、オレは相変わらず、最前線で自分一人で仕事をしていました。

 

で、そんな状態が続くはずもありません。

一人ではどうしようもないことにぶつかり、そこで誰かに「助けて」といえず、どうしていいかわからなくなって、追い詰められて、うつになりました。

 

効率よく仕事をすること、無駄なく仕事をすること、無理をすること、それは決して悪いことではないと思います。

ただ、なにごとも過ぎたるは及ばざるが如し。

いきすぎてしまったんですね。

 

仕事術、ライフハックを身につけて、なまじっか自分一人で仕事ができてしまっていたから、それをもっともっと身につけていけば、ずっと一人でもがんばれると思っていました。

でも、それ、間違いだったんですよね。

どこかで、一人の力ではどうやっても無理なことがある、そしてそんな時は誰かの力を借りればいい、誰かに助けを求めればいい、ということに気がつけば・・・

 

うつになる前に気がつけば。

 

まあ、なっちゃったものはしょうがないかあ。

うつになって、気がついただけマシかもしれませんよね。

 

 

今は、プレイヤーとして仕事をさせてもらっていますけど、周りのスタッフに助けを求めることができるようになりました。

 

まあ、うつになる前の元気な体ではないので、助けを求めざるをえない、ということもありますが、一人で抱え込まないようにしようと意識しています。

 

だって、自分一人ではどうしようもないことがありますから。

そして、周りには自分が持っていないスキルを持っているスタッフがいますから。

できないことは、できる人の力を借りればいい。だってそれができるのが、会社という組織のメリットなんだから。

 

そんなこんなでどうにか、今は周りに助けられて、仕事をやってこれています。

 

 

もし、このブログを読んで、当時のオレのように一人でがんばっている人がいたら。

 

一人でがんばるのも自分のスキルアップにつながるので大事だけど、どうしても無理なら、誰かを頼ってみてください。

 

周りに助けを求めることは、決して恥ずかしいことじゃないし、あなたが思うほどに周りも迷惑がってはいないもんです。

 

それどころか、一人でがんばっている人から「助けて」と言われると、「あのがんばり屋さんから頼りにされている!」と思って、意気に感じてくれることもあります。

 

助けを借りるのは恥ではないし、なにより本当に大切なのは、一人で仕事を成功させることではなく、誰かの力を借りてでも仕事を成功させることだから。

 

 

読んでいただきありがとうございました。